遠隔出力制御システムの開発・実証に着手
NEDOは「電力系統出力変動対応技術研究開発事業」の新たなテーマとして、
風力発電等の遠隔出力制御システムの開発に着手する。
事業期間は、2015年度から2018年度までの4年間。
出力抑制量が最適となるようなきめ細やかな出力制御手法を開発し、
実際の電力系統において、
開発した成果の検証を行うことで再生可能エネルギーの連系拡大を目指す。
【研究開発内容】
1.出力予測・把握技術の高度化
様々な規模の風力発電設備を選定し、発電出力のモニタリングシステムを構築。
また、風力発電と同じ自然変動電源である
太陽光発電設備についても日射量のモニタリングシステムを整備する。
2.出力抑制装置の標準化、低コスト化
風力発電設備の出力制御装置・通信方式の標準化を、
太陽光発電の遠隔出力制御システムの仕様を踏まえて検討する。
3.出力制御方式の高度化および最適化
コストや通信信頼度の両面を考慮したうえで、
通信方式に応じた最適な出力制御方式を開発する。
4.遠隔出力制御システムの開発・検証
中央給電指令所や制御所等からの最適制御方式について検討し、
風力および太陽光の遠隔出力制御システムを開発する。
消費者としては、出力抑制は避けたい現実だと思う。><
避けられないなら、この開発で早く連系拡大を目指し欲しいと思った。