近年増えてきているのが、モジュール組立のみ国内拠点で行うパターン。パネル製造の最終段階のみ国内で行うことで「国産」となるために、最近では海外メーカーでも国内にモジュール組立拠点を置くというパターンも増えてきています。
パナソニック、シャープ、フジプレアムはどれも、モジュール組立を主に国内で行うという生産体制で行っています。パナソニックは国内外の製造拠点を使い分けていますが、インゴットの生産(アメリカ)、セルの生産(国内及びマレーシア)、モジュール組立(国内及びマレーシア)をすべて自社工場で行っているため、生産工程の管理が比較的容易に行われていると考えられます。
シャープやフジプレアムはセルを海外のメーカーから仕入れてモジュール組立を行うという方法と、完全に海外で製造されたパネルをOEMとして取り扱う方法を組み合わせています。
レネソーラと伊藤組モテックは、国内の半導体メーカーなどとの協力により、モジュール組立てを国内で行える体制を敷いている海外メーカーです。
最終段階のみ国内で行えば「国産」になるとはご存知でしたか? 産地にこだわりのある方は、こういった情報にも目を向けてみるといいですね。