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水上太陽光発電 フィルム型電池で開発

【軽量、設置コスト 浄水池など利用見込む】

産業機械メーカー・コアテック(総社市赤浜)は、水上用の太陽光発電ユニットを開発した。自社で製造する軽いフィルム型太陽電池を活用。軽量で水に浮かぶため、パネル型太陽電池を水上に設置するよりコストを3割程度抑えられる。浄水池やため池、シーズンオフのプールなどでの利用を見込む。

開発したユニットは、厚さ1ミリのフィルム型太陽電池を発砲樹脂の浮具に張り付けた。長さ3.4メートル、幅0.9メートル、厚さ0.1メートルの板状で、重さ15キロのうち電池部分は2キロ。比重が軽いため水に浮かぶ。ケーブルと金具でユニット同士を連結する。発生した電気を家庭などで使える交流電流に変える装置は地上に置く。

ユニット1個当たりの最大出力は180ワット。約200平方メートルの水面ならば56個設置でき、同社の試算では年間約9300キロワット時(一般家庭3世帯分)の発電が見込める。56個で導入費は施工を含め約350万円。

同社によると、水上にパネル型太陽電池を設置するには、地上に比べ大がかりな架台が必要。軽量で薄いフィルム型を使えば、同規模のパネル型発電施設を整備するのに比べて費用を約3割下げられ、撤去や再設置も可能になるという。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成を受け開発した。