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ヤンマー、「バイオイノベーションセンター倉敷ラボ」を新設

ヤンマーはこのほど、生物系研究開発や実証の拠点となる「バイオイノベーションセンター倉敷ラボ」を岡山県倉敷市の市有地に設立すると発表した。食料の生産効率や機能性の向上、バイオ関連新技術の確立などを目指す。6月中に倉敷市と立地協定を結び、8月に着工、来年8月の開設が予定されている。

温暖な気候の岡山県は、施設園芸での効率的な栽培方法を研究するには適地だ。また、子会社のヤンマー農機製造やヤンマーエネルギーシステム製造が岡山市にあるため、連系しやすいというメリットもある。建設用地は同市船穂町柳井原地区。柳井原貯水池の西側に位置し、特産のマスカットやスイートピーなど農産物の生産も盛んだ。

ヤンマーは、国が中止した高梁川総合開発事業(柳井原椻)の関連事業で市が取得した約2.5ヘクタールを賃借する。植物の水耕栽培や種子などをテーマとする研究棟(約500平方㍍)、気密性などが異なるビニールハウスの試験棟2棟(計約6000平方㍍)で構成する。

同ラボの大きな特長は、国内外の研究開発機関や他の企業と積極的に連携を図って研究を行う「オープンイノベーション」による研究開発体制を推進すること。これにより、植物関連分野における知識や情報を集積し、ヤンマー独自のソリューションビジネスを創出する。また、バイオ関連新技術の研究開発・普及支援拠点としての機能を拡充し、作物栽培に最適な環境制御技術、組織培養などバイオテクノロジーを用いた安定生産技術の開発を行う。

具体的には、種子メーカーと提携し、季節や天候に影響されず作物が育つ環境をつくるほか、施設園芸に適した空調制御、天候の変化や病気に強い品種、収穫作業の省力化、バイオ技術を使った生産方法などについて研究する。岡山大との産学連携や地元の生産者との実証実験も行う。当面は病害に強く生産性が高いイチゴやトマトの新品種を栽培しながら、ハウス栽培に適した空調装置を開発する。農家に対し生産性の高い品種や作業方法を提案することで、農機や関連資材の販売拡大につなげる狙いもある。

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「バイオイノベーションセンター倉敷ラボ」完成予想図

 

 

天候に影響されず作物が育つ研究が倉敷で初めて取り組まれます。

今後が楽しみですねヽ(^o^)丿